「ライブND撮影」 は撮影モードが S (シャッター優先) または M (マニュアル撮影) のときに設定できます。
この機能を使うと、複数の画像を合成して疑似的に露光時間を延ばします。レンズに NDフィルター (減光フィルター) を取り付けなくても、長秒時シャッターで撮影したような効果が得られます。効果の段数は ND2 (シャッタースピード 1段分) 〜ND64 (シャッタースピード 6段分) の 6段階が選択できます。たとえば、1/60秒、F11で適正露出 となる環境下で、ND64 に設定すると、シャッター速度を最長 1秒まで遅くして撮影できます。
また、撮影前にファインダーやモニターでスローシャッター効果を確認できます。
メモ :
- ライブND撮影中の ISO感度は 800 までに制限されます。ISO感度を AUTO に設定されている場合も上限が 800 になります。
- ライブND撮影と以下の機能は同時に使えません。
HDR撮影 / ハイレゾショット撮影 / 多重露出撮影 / デジタルシフト撮影 / ブラケット撮影 / 深度合成撮影 / インターバル撮影 / フリッカースキャン / フリッカーレス撮影 / フィッシュアイ補正撮影
- ライブND撮影中は、ドライブの設定が静音単写になります。静音セルフタイマーの設定は可能です。
- ライブND撮影は、撮像素子に届く光量を調節するNDフィルターとは異なるため、高輝度の被写体が露出オーバーで写ることがあります。