[007127]OM-1 本体ファームウェアのアップデート方法 (最新版の OM Workspace を使用します)

画像編集ソフトウェア「OM Workspace」を使って、OM-1 本体のファームウェアをアップデートする方法は、以下のとおりです。

OM Workspace は無償でダウンロードできます。パソコンへインストールしていない場合は、以下のページを参考にインストーラーをダウンロード、インストールしてください。

画像編集ソフトウェア「OM Workspace」の無償ダウンロードについて

現在の OM-1 本体ファームウェアバージョンによる手順の違いについて：

現在の OM-1 本体ファームウェアバージョンが「1.0」の場合と「1.1」「1.2」「1.3」「1.4」「1.5」の場合で、一部手順が異なります。現在のファームウェアバージョンを確認する方法は「ファームウェアのバージョン確認方法」を参照してください。

「1.0」 → 「1.6」へアップデートする場合：
このページで説明している手順 1 から手順 13 まですべて行います。
「1.1」「1.2」「1.3」「1.4」「1.5」 → 「1.6」へアップデートする場合：
このページで説明している手順 1 から手順 4 までを行い、その後手順 8 から手順 13 まで行います。 (※手順 5、手順 6、手順 7 は行いません。)

注意：

必ず OM Workspace の最新バージョンでカメラのファームウェアアップデートを行ってください。
OM Workspace のアップデート方法は「OM Workspace のアップデート方法」を参照してください。
カメラからあらかじめ SDカードを取りはずしてください。
カメラの背面モニターにアップデート中のアイコンが表示されてから OK が表示されるまで、5分前後かかります。 OK が表示されるまでは USBケーブルをカメラ本体から抜かないでください。
アップデート中にカメラ本体から USBケーブルが抜けてしまわないよう、カメラ付属のケーブルクリップ CC-1 の使用をおすすめします。ケーブルクリップ CC-1 の使用方法を参照してください。
古いバージョンの OM Workspace を使うと、「最新のファームウェアが適用されています」と表示され、ファームウェアアップデートを実行できません。
この機能を使用するには、管理者権限があるユーザー (Administrator) でパソコンへログオンしている必要があります。
ファームウェアのアップデートには、インターネットに接続できる環境が必要です。
アップデートを行う前に、電池を満充電してください。電池が消耗していると、エラーが発生したりアップデートが開始されない場合があります。
ファームウェアのサイズが大きいため、ネットワーク回線の速度に依存してダウンロードに必要な時間が長くなります。
OM-1 付属のUSBケーブルは、ケーブルの両端が Type-C コネクターの CB-USB13 です。パソコン側の USBポートが Type-A のみの場合は、CB-USB11 (別売) をお使いください。CB-USB11 はカメラ側が Type-C コネクター、パソコン側が Type-A コネクターの USBケーブルで、 E-M1X、E-M1 Mark III、E-M1 Mark II に付属しています。
いったん最新バージョンへファームウェアをアップデートすると、元のバージョンには戻せません。

メモ 1 ：ご使用の OM Workspace のバージョンを確認してください

2024年 4月 1日以降、お使いの OM Workspace のバージョンが古い場合、カメラのファームウェアアップデートができません。

この場合 OM Workspace を最新バージョンへアップデートするか、ダウンロードページから OM Workspace 最新バージョンを入手し、再インストールしてください。対象となるバージョンは「ソフトウェアにおける各種アップデートの制限に関するお知らせ」で確認してください。

OM Workspace のバージョン情報は、Windows版は OM Workspace メニューバー [ヘルプ] - [バージョン情報] で確認できます。macOS版は OM Workspace メニューバー [OM Workspace] - [OM Workspace について] で確認できます。

メモ2 ： macOS でのファームウェアアップデートについて

macOS 環境では、ファームウェアアップデートに必要な弊社製ドライバ (機能拡張) が OS にブロックされる場合があるため、「カメラとの通信に失敗しました」などのメッセージが表示され、アップデートを実行できないことがあります。この場合、お使いの環境別に以下をお試しください。

Appleシリコン搭載 Mac の場合｜ macOS 10.15 以降の場合｜ macOS 10.13 ～ 10.14 の場合

ファームウェアアップデートの流れ

ファームウェアアップデートは、以下の流れで進みます。

カメラ設定のセーブ (手順 10)

カメラのファームウェアアップデート (手順 10～11)

カメラ設定のロード (手順 12)

ファームウェアのアップデート内容によっては、カメラの設定がリセットされることがあります。このため、OM Workspace のファームウェアアップデート時は、カメラ設定のパソコンへのセーブ (保存) とカメラへのロード (読み込み) をおこないます。

アップデートする手順は、以下のとおりです。

パソコンとカメラを USBケーブルで接続し、カメラの電源を On にします。
カメラのモニターにUSB接続モード選択画面が表示された場合は、「ストレージ」を選択して、カメラの [OK] ボタンを押します。

カメラのモニターに USB接続モード選択画面が表示された場合

※ OM-1 本体の設定で「USB接続モード」を [毎回確認] 以外に設定している場合は、USB接続モード確認画面は表示されません。
「OM Workspace」アイコンをダブルクリックします。
OM Workspace メニューバーの [カメラ] - [カメラアップデート] の順にクリックします。

※ Windows の PC で、「ユーザーアカウント制御」が表示されたときは、[はい] をクリックしてください。
アップデート画面が起動します。
インターネット経由で、新しいバージョンのファームウェアが公開されているかチェックをおこないます。[次へ] をクリックします。

OM-1 本体ファームウェアバージョン「1.1」「1.2」「1.3」「1.4」「1.5」から最新バージョンへアップデートする場合は、手順 8 へお進みください。

OM-1 本体ファームウェアバージョン「1.0」から最新バージョンへアップデートする場合は、以下の手順 5 から手順 7 も行います。

※ ファームウェアバージョン「1.0」からのアップデート時に表示される画面です。
アップデートのため、カメラの再起動を自動的に行います。[OK] ボタンをクリックすると、カメラが再起動します。絶対にカメラから USBケーブルを抜かないでください。
※ ファームウェアバージョン「1.0」からのアップデート時に表示される画面です。
カメラのモニター (画面) を確認するようにメッセージが表示されます。

カメラのモニター表示状態で手順が異なります。
- カメラのモニターにUSB接続モード確認画面が表示されている場合
  USB接続モード「ストレージ」を選択した状態でカメラのOKボタンを押してから、手順7へ進みます。
- カメラのモニターにUSB接続モード確認画面が表示されていない場合
  そのまま手順7へ進みます。
※ ファームウェアバージョン「1.0」からのアップデート時に表示される画面です。
カメラのモニター表示状態を確認してから、メッセージの [OK] ボタンをクリックして手順 8へ進みます。
適用可能な新しいバージョンのファームウェアが公開されている場合は、一覧に表示されます。適用するアップデートプログラムをクリックして選択し、[アップデートを実行] をクリックします。

アップデートしたい項目を選択して [更新内容を確認] をクリックすると、Webブラウザが起動して、ファームウェアの詳細情報 (アップデート内容) を表示します。
使用許諾契約画面が表示されます。内容をご確認いただき、 [同意する] をクリックします。
カメラの設定をパソコンにセーブ (保存) し、新しいファームウェアのカメラへの転送およびアップデートをおこないます。

10-1.
以下の画面で [OK] ボタンをクリックし開始します。
開始後は、OM Workspace (パソコン側) での画面の進行と、カメラ本体のモニター表示状態を合わせて確認します。

注意　：　アップデート実行時のカメラ本体のモニター表示について
設定のセーブ中とファームウェア転送時は、カメラ本体のモニターには情報表示されません。カメラ本体がアップデート中の画面 (手順 10-5 の画面)になるまで、しばらくお待ちください。絶対にカメラの電源をオフにしたり、USBケーブルを抜かないでください。不具合やフリーズではありません！

10-2.
カメラの現設定を OM Workspace (パソコン) へ保存します。
この画面は、数秒で次の画面に切り替わります。

10-3.
カメラにファームウェアを転送します。
この画面は、インターネット回線の速度にもよりますが、数十秒から 1分程度で次の画面に切り替わります。

10-4.
引き続き、カメラにファームウェアを転送しています。
この画面は、Windows では 30秒程度、macOS では 3分程度で次の画面に切り替わります。

10-5.
カメラ本体へのファームウェア転送終了後に、カメラ本体でのアップデートが開始され、カメラのモニター表示が以下のように切り替わります。OM Workspace 側は以下の画面が表示されます。
カメラ本体のモニターに「OK」と表示されるまで、5分程度かかります。何も操作せず、しばらくお待ちください。

注意：
ファームウェアアップデートは、カメラ本体のモニターに「OK」が表示された時点で完了です。
カメラの本体のモニターに「OK」の表示が出るまではファームウェアのアップデートを実行中ですので、アップデートの途中には絶対に USBケーブルを抜かないでください。
アップデートの途中で USBケーブルを抜くと、カメラが起動できなくなる場合があります。

10-6.
カメラ本体でのアップデートが終了すると、カメラのモニターに「OK」が表示されます。
この時点で、カメラ本体のファームウェアアップデートは完了しています。
ただし、USBケーブルは抜かず、接続したままの状態にしてください。
OM Workspace 側は以下の画面表示のままですが、この時点では何も操作せず、手順11 へ進んでください。
カメラ本体のモニターに「OK」が表示されていることを確認し、USBケーブルを接続したまま、電源レバーでカメラの電源を一度 OFF にしたあと、再度 ON にしてください。

※ 「Fnレバー/電源レバー」設定で、Fnレバーにカメラ本体の電源 ON/OFF を割り当てている場合は Fnレバーで電源を操作してください。アップデート後に電源レバーで電源操作ができない場合は、Fnレバーでの電源操作をお試しください。
ひきつづき手順10 で OM Workspace (パソコン) にセーブした設定をカメラへロード (読み込み) します。
画面に表示されている 2項目の確認事項チェックボックス (カメラのモニターに「OK」表示、カメラ電源の OFF/ ON) をクリックしてチェックマークを入れ、 [次へ] ボタンをクリックします (※)。パソコンからカメラへセーブした設定をロード (読み込み) します。
※ 2項目のチェックボックスにチェックマークを入れると、[次へ] がクリックできるようになります。
以上でファームウェアのアップデートは終了です。[閉じる] をクリックすると、アップデート画面を終了します。